こんばんは。よかよかの中野です。
今日は天草を代表するお魚の1つ、キビナゴについて書いていきたいと思います。
和名:キビナゴ
学名:Spratelloides gracilis
体長:~10cm
レア度:★
キラキラ度:★★★★★
近寄れなさ度:★★
学名にある「gracilis」はラテン語で細長いという意味だそうです。
ちなみに2016年に発見した新種の天草クリオネにもこの学名が付けられているんですよ。
生態:
キビナゴは天草ではだいたい一年中見られているようなポピュラーなお魚ですが、晴れている時に大きな群れに出会えると、とってもハッピーな気持ちになれるお魚です。
キビナゴの主な漁期は冬~春で、夜中に漁に出て行くのだそうです。
冬場の深夜~早朝なので気温も大変低く、手がかじかむ辛い漁ですが、たくさん獲れたら報われると漁師さんが仰ってました。
一晩に10万円以上稼げる時もあるそうで、海が穏やかで闇夜だったら必ず出漁されているようです。
そうして獲れたキビナゴたちは、牛深や天草の魚屋さんやスーパーなどをはじめ、レストランでもいただくことができます。
お勧めは牛深海彩館の「きびなご尽くし膳1,300円」や、居酒屋入福さんの「キビナゴの唐揚げ(カレー風味のお塩でいただく)」などはぜひ一度食べていただきたいメニューですね。
小さな魚なので包丁は使わずに指を使って手開きにします。
天草ではキビナゴの事を『カナギ』と言う地域もありますね。
キビナゴの群れは初心者でも良く目にする機会があるので、シャッターチャンスはたくさんあります。
良いキビナゴの水中写真を撮るには、海の明るい雰囲気や太陽の光芒を活かして撮影すると良いでしょう。
ストロボの設定が露出オーバーになりやすいので、適時光量を調節して、キラキラと反射率の高いキビナゴたちが光で飛びすぎないようにしてみて下さい。
キビナゴの群れがこちらに近づいてくれるかどうかは、キビナゴたちのご機嫌と、カンパチなど捕食者との絡み次第ですが、充分に近づけるようなときはワイドレンズやフィッシュアイレンズを、普通のあまり近づけないような時はTGシーリズなどの一般的な画角のカメラでの撮影がお勧めです。